2011年07月11日

人材教育

 先日小さなスーパーで買い物をしたのですが、
店を出た後ものど仏に魚の骨がひっかかったような違和感が残りました。
 その後もたまたま同じスーパーに立ち寄ったのですが、
2度目も同じ違和感があり、確信しました。
 何となくすっきりしなかった原因は、
レジで支払いをしたときに女性スタッフが一言もしゃべらず、
「ありがとうございます」とも言ってくれなかったことでした。

 挨拶をしてもらうために買い物をしている訳でもないのですが、
お店で買い物をすれば最低限「ありがとうございます」と
言葉をかけるのがマナーであり基本ではないか・・・。
 この店の教育はどうなっているのだと思いました。
私は内心格付けをしていまました。「このスーパーは、格下にも入らない『欄外』『圏外』である」と判定しました。

 小売業のお店で買い物をすると、
レジで「ありがとうございます」と感情をこめないで挨拶する小手先の店があります。格で言えば格下(低レベル)です。

 商品を袋に入れて、スタッフが店の入口まで見送る丁寧な店もあります。
これが普通、並のレベルでしょうか。

 格が上のお店は、お客様の姿が見えなくなるまで、玄関先でお見送りをしてくれます。
 勿論、雨の日は傘を差し伸べて、お客様が乗車されるのを手伝い、雨の中でもお客様の車が見えなくなるまでお見送りをします。

 今回は小売業の例でしたが、一般企業にも格があります。
 組織が大きいから格が上とは言えません。身近な例では、東京電力のお粗末な行動も、そして今回の九州電力の「やらせメール」事件も、所詮はお客様をお客様と思わないでいたことを露呈したのです。

 格を決めるのは経営者であり、実行するのは経営者の意向を汲んだ幹部と、さらに社員とパートやアルバイトを含めた全従業員です。
 小売業や飲食業の場合、「お店は舞台、従業員は役者」です。
 大向こうの観客(お客様)を唸らせることができる千両役者を育てるのは、経営者と幹部が計画を立てて育成するしかありません。
 育成には、時間もかかるし我慢も必要です。
だから、「並」みの企業と経営者は人材教育をあきらめます。



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Posted by テレコムOAうっちゃん  at 22:28 │Comments(0)商売繁盛ヒント

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