2016年07月26日

九州国立博物館 東山魁夷展 素晴らしい!!

九州国立博物館 東山魁夷展 素晴らしい!!






九州国立博物館 東山魁夷展 素晴らしい!!







九州国立博物館 東山魁夷展 素晴らしい!!



九州国立博物館 東山魁夷展 素晴らしい!!






九州国立博物館 東山魁夷展 素晴らしい!!






先日家族揃って、九州国立博物館の「東山魁夷展」を見てきました。
私は「青の画家」と呼ばれる東山魁夷画伯の大ファンで、過去何度か作品を見てきました。
作品を一堂に見る機会は少ないので、大変ありがたい展覧会です。

今回は前期が7月16日(土)~8月7日(日)迄、
そして後期は8月9日(火)~8月28日(日)迄開催されていて、
作品が大幅に入れ替わるそうです。
後期を私達は8月に再度見に行きます。

「道」をはじめお気に入りの絵を沢山見ることできましたが、
私がこの「東山魁夷展」で一番見たかったのは、
律宗の開祖鑑真和上坐像を納めた「唐招提寺御影堂」の、
襖絵12枚で構成される「濤声(とうせい)」です。

「濤声(とうせい)」を展示してある部屋に入ったとたん、
私は感動のあまりウルウルしてしまいました。
私が絵画を見てウルウルしたのは2回目で、
前回は「ゴッホ」の自画像前で体が硬直してウルウルしてしまいました。
優れた音楽家は音に敏感だそうですが、
どうやら私は視覚の感覚が他の方とは少し違うようです。

「濤声(とうせい)」とは「波の音」のことですが、
東山魁夷画伯は日本海側の海岸でスケッチを重ねられたそうです。

私なりに襖絵の解釈をしてみました。
この襖絵は中国から日本に来るために12年間の歳月をかけ、
6回目の渡航でようやく日本に上陸、
その間に失明された「鑑真和上」の人生を表現していると思いました。

襖絵の右手が人生のスタートで大波、
出身地中国で襲いかかる試練を、
岩の上の風で左側に大きく傾いた松の枝で表現しています。

次の岩礁で真っ白く砕け散る波で、
日本にようやくたどるつくまでの航海の試練。

そして、襖絵の左手は波が静かに治まり、
砂浜に打ち寄せて人生の終わりを表現しています。

東山魁夷画伯がどんな思いで構想を練られたのか知りませんが、
これが私の感想です。

芸術作品の受け止め方は人それぞれ異なると思います。
他人の意見よりも、私は素直に自分の心の目で感じるままに
受け止めるのが良いと思っています。
私は本物の絵画を鑑賞することは、
子供の情操教育に最適だと思っています。
夏休みですから、是非子供さんに本物の凄さを見て欲しいですね。

お土産にお気に入りの「道」と「冬華」を購入しました。

九州国立博物館



同じカテゴリー(自然・風景)の記事画像
クマゼミ
PM2.5の影響は怖い
桜 満開
多久市 西蹊公園の紅葉
佐賀市 多布施川河畔公園
八女市黒木町 冬桜
同じカテゴリー(自然・風景)の記事
 クマゼミ (2018-08-09 22:17)
 PM2.5の影響は怖い (2018-07-01 00:34)
 桜 満開 (2018-03-28 22:51)
 多久市 西蹊公園の紅葉 (2017-11-11 22:11)
 佐賀市 多布施川河畔公園 (2017-11-11 22:05)
 八女市黒木町 冬桜 (2017-11-11 22:00)

Posted by テレコムOAうっちゃん  at 23:12 │Comments(0)自然・風景話題のニュースうっちゃんと家族

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。