2010年10月15日
チリ落盤事故に思う
【10月15日 西日本新聞朝刊より】
チリの鉱山落盤事故で生き埋めになっていた皆さんが、
全員無事に救出されました。
地下で陣頭指揮をとったリーダーが、
冷静な判断をしたのが素晴らしかったと思います。
私の出身地は佐賀県多久市ですが、
子供の頃は炭鉱で石炭採掘が盛んでした。
当然落盤事故も発生していたようですが、
子供にはよくわかりませんでした。
ただ、知人が落盤事故に巻き込まれ、
男性の大切な部分を損傷したと聞いたときは驚きました。
2個のうちの1個がつぶれてしまう事故だったのです。
事故に遭った本人も大変だったと思うのですが、
父親がお医者さんに言った言葉は、
「先生、息子は子供をつくれるだろうか?」とのこと。
先生から「大丈夫ですよ。1個残っていますから・・・」と聞いて、
父親はほっとしたそうです。
息子が結婚して子孫を残せるかどうかを心配するのは、
やっぱり父親だからでしょうか。