2011年09月05日

言葉の力「どじょう」

 「どじょうがさ 金魚のまねすることねんだよなあ」

 民主党代表選の演説で、野田佳彦新首相が引用した
「相田みつを」さんの作品「どじょう」を掲載した本、
「おかげさん」(ダイヤモンド社発行)が急遽増刷されるとのこと・・・。
「やっぱり、そうなったか・・・」、
誰しも改めて読んでみたいと思う本だろうなと思いました。

 民主党の代表者選出選挙のごたごたは別として、
野田佳彦新首相が「どじょう」と「金魚」を引き合いに使った演説は、
他の候補者よりもひかり輝いていました。
 言葉の重み、大切さを思い知らされた場面でもありました。

 野田佳彦新首相の前は、自民党時代から親の七光りで苦労せずに
国会議員になった「金魚」さん首相が続いていたので、
余計に「どじょう」が引き立ちました。
 ご両親が農家出身で、父親は元自衛隊員。
ご本人は松下政経塾の一期生の苦労人とあれば、
「金魚」さんより「どじょう」さんに「日本丸」の舵取りを
お願いしたいと思います。

 今回の「相田みつを」さんの詩のみならず、
感動する言葉が存在します。
 政治家は国民に訴えるし、「 トイレの神様」を歌った植村花菜さんは、
NHK紅白歌合戦に出場して子供からおじいちゃんおばあちゃんまで、
国民に喝采を浴びました。
 植村花菜さんのおばあちゃんが、
子供の頃の植村花菜さんに話しかけていた言葉が
テーマになっていますが、
孫娘に「他人が嫌がるトイレ磨きは、
結局自分の心を磨くことに通じていること、
社会人として自立すること」を伝えています。
 植村花菜さんが紅白歌合戦で「 トイレの神様」を歌った時、
歌が我が家族にきちんと伝わり家族全員涙を流して聞いていました。

 私も趣味で歌いますが、
大きなホールで聴衆の皆様に伝えることを考えて歌います。
 その時大事なのは歌詞です。
自分自身が共鳴できない歌詞、自分自身が体験したことがない歌詞は
歌っても聞き手に伝わりません。

 仕事柄、お客様に商品の特徴を説明することが多いのですが、
自分だけがわかったつもりで説明しても購入予定者のお客様には
伝わりません。
 少々言葉がたどたどしくても、
小学生に話すつもりでわかりやすく説明するとお客様に伝わります。

 たった一言で勇気をもらうこともあれば、
たった一言で相手の人生を変えることもある。
 失言で人生を棒に振ることもあります。

 言葉は言霊(ことだま)。言葉の重みを見直しましょう。



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Posted by テレコムOAうっちゃん  at 21:01 │Comments(3)話題のニュース

この記事へのコメント
政治の話は…よく分かりませんが(汗)

言葉の話は分かるような気がする♪

今度こそは…言葉だけ☆ではなく、結果の伴う行動になるように祈り♪応援したいです(⌒‐⌒)
Posted by 佐賀県大川市 at 2011年09月05日 22:53
英語圏に行けば、片言の英語でも通じる。暮らしてゆける。
完全な英語でなくても、英語環境がととのっているから通用するのである。
英語環境がととのっている環境で生活していれば、そのうちに、英語も上達する。

我が国においては、どんなに英語が堪能であっても就職先に困る。
それは、人々が英語を使わないからである。これでは、暮らしそのものが成り立たない。

日本の学校で6年間英語の授業を受けてもまず話せるようにならないのは、英語環境が整わないからである。
一歩学校の外に出ると英語を使わないのでは、せっかく習った英語も錆ついてしまう。
日々の学習努力も賽の河原の石積みとなっている。

日本の学生のために英語環境を整えることが、語学力を増すことにつながると考えられる。
それには、英語を我が国の第二公用語にするのがよい。
国民も政治指導者も、英語の使用を日本人のあるべき姿と考えることが大切である。

国際社会において、我が国を代表する政治家にも英語の堪能さが見られない。
日本語のみを使用する社会において、実用にならない言語の学習は空しいばかりである。それにもかかわらず、我が国においては英語教育に名を借りた序列争いばかりが激しく行われている。
英語の学習を民間に奨励するだけでは充分ではなく、英語を習得したことに対する国家の強力な報奨(incentive)が必要であります。
英語を実用の言語とする政治指導者のさきを見据えた努力が大切です。
たとえば、公務員採用試験に英語の能力にすぐれた人物に優遇処置を施すなどの法的裏づけなどが効果的でありましょう。

英米人には、手先・目先の事柄に神経を集中する特技は得られないようである。かれ等は、生涯、歌詠みにはなれないでしょう。
日本人には、英語を使って考えることはきわめて難しい。しかし、これは不可能ではない。全員ではないが、知識人には為せばなる学習であると私は考えています。
わが国民の作る細工物は出来栄えが良い。なおその上、英米流の哲学にも良き理解を示す民族となれば、未来の日本人は鬼に金棒ということになるでしょう。
だから、英語を我が国の第二の公用語とすることには大きな意義があります。実現の暁には、我が国民のみならず、世界の人々に対しても大きな未来が開けることと考えられます。

一見我が国は教育大国を目指しているようであるが、大人の教育はない。つまり、子供が大人になるための教育はない。
我が国においては、教育といえば子供の教育のことを指している。目先・手先のことのみを述べる人は、子供のようである。
大人には考える教育が必要です。一人一人に哲学が必要です。
現実と非現実の間に区別を置くことなく語る人の内容には意味がない。だから、日本の知識人には価値がない。

「感情的にならず、理性的になれ」と国民に訴える指導者がいない。
「国民の感情に反する、、、、、」と言うのでは、主張の論拠にならないが、それのみを言う。
感性 (現実) あって理性 (非現実) なし。我が国は、一億総歌詠みの国にとどまっている。

大学生は入学しても、キャンパスで4年間遊んで過ごすことになる。
無哲学・能天気の大学生は、平和ボケ・太平の眠りの中にいる。
「入学を易しく、卒業を難しく」というような教育方針は現状を観察すれば空しい限りである。

日本人は、国連中心主義が好きなようだ。
国連の議場で世界の人々を説得するためには、自己の言葉が冴えわたる必要がある。
議論のできない人があえて国連中心主義を唱えるのは、自己の他力本願を表明するための手段ということになるのであろうか。

http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://page.cafe.ocn.ne.jp/profile/terasima/diary/200812
Posted by noga at 2011年09月06日 00:04
佐賀県大川市さん:今の選挙制度では国の代表を国民が直接選ぶことができず、歯がゆい思いをすることも多いのですが、民主党の3度目の正直で頑張って欲しい。

nogaさん:基本的には同感です。世界をリードするためには、英語が話せないと置いて行かれます。現在の文部省の方針はやっぱりおかしい。英語の文法よりも、相手に伝わる会話術を優先しないと、頭でっかちで行動力の伴わない内向き人間ばかりが育ちます。
 相手との和を大事にするのは、日本人のいいところだと思いますが、北方領土、竹島、尖閣諸島など領土問題は毅然と対処すべきだと思います。

 知人が多久市で英語教室を開講していますが、会うと「英語が話せる子供を一人でも多く育てろ」と激励しています。
 私自身が英語教育に馴染めなくて失敗したので、余計にそう思うのです。
Posted by テレコムOAうっちゃん at 2011年09月07日 00:30
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