2009年09月06日
阿修羅様にやっと逢えた!!

■阿修羅像
阿修羅展会場入口の大きなポスターのキャッチコピーに、
「やっとアシュラにあえる。」・・・と書いてありました。
離れた駐車場から外気温30度の中を歩くのも大変でした。
入場まで、60分待ちは大変でした。
それでも、実際に阿修羅像を見た感動は、キャッチコピーのままでした。
「やっと阿修羅様にお逢いできた。お待ちしていました・・・。」と・・・。
私は像の正面で脱帽し、深々と頭を下げ、小さな声でお念仏を唱えました。
阿修羅像の周りは2重どころか、3重~5重の人だかりで、
係員の方の号令で、左回りに10~12歩阿修羅像の周りを左回転・・・。
それでも誰一人として文句を言わず、黙々と左回転しました。
しかも前列の観覧者は、後列の方が見えるように中腰の姿勢ですから
大変でした。
今風に言えば、阿修羅様はイケメンの顔を3面お持ちですが、
個人的には左側のお顔、「ちょっと悔しそうな唇を噛んだようなお顔」が
大好きです。
わかりやすく表現すると、「上司に失敗を注意されている部下の顔」ですね。
今も昔も、若造は悔しい顔をするとあんな顔をするのだと、つくづく思いました。
■華原磬(かげんけい=鐘の一種)と波羅門(ばらもん)
懺悔を促す華原磬を鳴らす、波羅門の像を見た瞬間、
「アッ、叔父さん久しぶり・・・」と言い出したくなるような
懐かしさを感じました。
そうなんです、田舎ですれ違った近所の叔父さんみたいな雰囲気で、
「叔父さん、元気にしてる?」と声をかけたくなる雰囲気でした。
■八部衆
仏の教えを守る役目の八部衆ですが、
異形の八部衆のなかでも気になったのは、迦楼羅(かるら)像。
鶏のような頭と、ギロリとした目。
悪巧みを見透かすような、強持ての雰囲気が漂っていました。
■十大弟子
お釈迦様のお弟子様の中で、
特に優秀なお弟子様が十大弟子と呼ばれる皆様ですが、
私が惹かれたのは舎利弗(しゃりほつ)様。
お釈迦様の最初のお弟子様です。
我が家は臨済宗なので、子供の頃から般若心教を耳にしているせいか
般若心経に出てくる、「舎利子」の意味は何だろうと思いました。
「舎利子」とは人の名前で、「お釈迦様の母親シャーリープトラ」という人を
表した漢字のようですが、「舎利」は遺骨のことですから
なかなか一般人にはすぐには理解できませんね。
■四天王像
仏教の護法善神の世界では十二天の1人、東を守る帝釈天に仕える。
須弥山の頂上に住む帝釈天を、山の中腹で四方を守護する4人の神のこと。
東の守護神→持国天、南→増長天、西→広目天、北→多聞天 です。
まあ、会場に入った途端に「エッ!!めちゃくちゃ大きい!!」。
その迫力たるものや、ものすごい!!
さすがは四天王。