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Posted by さがファンブログ事務局  at 

2009年05月24日

捨てる勇気

知人のTさんから、廃業の案内はがきをいただきました。

 Tさんとのお付き合いは浅かったのですが、とても気になる方だったので、時折連絡をしていましたが、Tさんが多忙だったり不在だったりで、連絡も途切れがちでした。
 何となく予感はしていましたが、「やっぱり駄目だったか」と落胆しました。

 Tさんとはあるセミナーで、受講生同士として偶然お会いしました。セミナー後の懇親会でたまたま隣の席に座られたので、お互いの参加目的と近況について意見交換をしたのが最初のきっかけです。

 Tさんが田舎の衣料品店を経営していること、売り上げが低下傾向にあることをお聞きしました。
つまり、地方のシャッター通りに共通の、長期業績不振の状況でした。

 最初は雑談の範囲だったのですが、お話を聞いているうちに私がTさんの立場ならどんな手を打つか考え始めました。

1. 商品構成は婦人服・紳士服・子供服を販売している
2. 婦人服が売れているが、紳士服と子供服は販売不振
3. 売り場面積45坪
4. 立地は食品スーパーの横なので、田舎ではまずまずの立地

 私の出した結論は、紳士服と子供服は販売中止。婦人服もミセスかシルバー世代に絞って、自社の中心の客層に合わせたデザインに絞り込む。
 つまり、思い切って不振部門を捨てることでした。逆に、ある商品の電話注文の宅配を始める・・・・でした。
特に宅配は同業他社のライバルがいないはずなので、最初は大変だろうが手書きのハガキを出したり、直接お客様に電話して近況をお聞きするなど、地道な販促活動を続けること。

 Tさんは「内野さんありがとうございます。いいヒントになりました」と言って帰宅されました。気になっていたので、思い出したように電話していたのですが、私のアドバイスは結局実行されず、結果は廃業でした。

 私はプロの経営コンサルタントではありません。知人のコンサルタントからは、「内野さんは経営コンサルタントをしたらどうか」とおだてられますが、私の本業は通信とIT系の販売であり、「お客様の業績が向上すれば我社の業績も良くなる」との信念か
ら、お取引先の社長様や幹部の方に勝手にアドバイスをしているだけです。

 ただ、「このまま放置すればこの会社は危ない」と思えば、かなり辛らつな意見を述べることもあります。
 経営者は私も含めて孤独です。だからこそ、勉強しなければいけません。そして第3者の意見にも耳を傾けねばなりません。

 第3者はお客様や友人、経営コンサルタントや商工会の指導員、他社の経営者だったりします。
身近なところでは家族です。特に男性経営者は、奥様の意見は貴重です。
 女性は案外冷静に物事を見ていますから、思わぬヒントを持っています。
男性は残念ながら面子にこだわります。面子が災いして判断を誤り、ずるずると転落することがあるのです。

 Tさんには申し訳ないですが、彼は現状にこだわり、紳士服と子供服を思い切って捨てること、新しいことにチャレンジすることを実行しませんでした。
 知っていることと、実行することはまったく異なります。
行動(アクション)を起こさなければ、反応(リアクション)は起こりません。
 アメリカのオバマ大統領が言っている「チェンジ」も、商売に当てはまります。
時代の流れに合わせていかなければ、取り残されて淘汰されてしまうのです。

 強みを残し弱点を思い切って捨てることは、自社の強みの強化であり、お客様があなたの会社の商品やサービスを検討する時、ライバルとの差別化につながります。
  


Posted by テレコムOAうっちゃん  at 21:35Comments(1)商売繁盛ヒント