2009年09月08日

私が鬱病で自殺しなかった理由

 欝状態が一番ひどい頃は、
私は本気で自殺を考えていました。
 こんなことを言うと最近の私しか知らない方は、
「エッ、内野さん本当ですか?信じられません」と
必ず言われます。

 以前は周りの方には隠していたのですが、
あまりにも最近鬱病で悩んでいる方が多いので、
何とか参考になればとの思いで
「もし、私の体験でよろしければ・・・」と断って、
私が体験した事実だけをお話しています。

 「昔の欝だった私を救いに行くのだ」との思いで、
今現在鬱病で悩んでいる方の参考になればと思い、
このコーナーを書き続けることにしています。

 今振り返ると、鬱病の原因は
私の「プライドの高さ」だったと思っています。
 「俺は失敗なんかしないはず・・・」と思って
脱サラしたのに、ものの見事に失敗。
 失敗したことでプライドを傷つけてしまい、
失敗した現実から目をそらした私。
 失敗を認めていれば、恐らく
鬱病にならなかったでしょう。

 欝がひどい時は朦朧とした頭で、
自殺手段を漠然とですが考えていました。
 「何故自殺を実行しなかったのか・・・」と、
今では冷静に振り返ることができます。

 最後の砦は、やっぱり家族でした。
当時娘たちは短大生と高校生でした。
 朦朧とした頭の回転であっても、
「子供を守る」ことを最優先だと思いました。

 「子供を残して死ねない。
時間がかかっても何とか立ち直ろう」・・・と、
辛うじて踏みとどまっていました。

 自分のことだけを考えると、
「俺はこの世に存在価値が無い」とか、
「何故、俺のようなどうしようもない奴が
この世に生まれたのだ」とか、
「俺を生んだ両親を恨む」などと、
漠然と考えていました。

 結局、自分自身の肉体的存在を
否定しようとするから、
自殺しようと思っていた訳ですね。

 藁をもすがる思いで、
霊能者と呼ばれる方に妻と二人で
会いにいったこともあります。

 霊能者の方も波長が合う人と、
全く波長が合わない人がおられるようで、
ある時は相談のために散々待った挙句
私の直前で午前中の面談が終わりました。

 その時は、
「アレッ、何で俺の前で終わるの?」と
思ったのですが、後でよく考えてみると
私より以前の相談者の方々と
霊能者さんとの対話を見ていて、
「何となく怪しい?」と
疑っていたからかも知れません。

 妻も一緒にいましたので、
「何だか変だ。帰ろう・・・」と、
午後の部に参加せずに帰宅しました。

 当時、本音の部分を妻に相談しても
なかなか理解してもらえず、
父にも相談できず、
フラフラと母の所へ行ったこともあります。

 母は当時、植物人間に近い状態で
病院に入院していました。

 植物人間状態の母に本音を話しても
無駄なのに、ベッドに横たわっているだけの
母に向かって独り言のように本音をしゃべり、
母からの反応が無いことで、
涙をボロボロ流し、自分自身のふがいなさに
余計落ち込んでしまった事もあります。

 本音で悩みを話せる方がおられると、
鬱病にもなりにくいし、
鬱病からの脱出も早いと思います。

 プライドは大切です。
でも、過大なプライドは失敗した時に
自分自身の心を傷つけます。

 素直な心で、肩の力を抜いて、
周りの方と接しましょう。



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Posted by テレコムOAうっちゃん  at 01:19 │Comments(1)心の病気・鬱病

この記事へのコメント
いつもありがとうございます

多久には商工会青年部の友人らが多いから、今度、笹屋酒店の渡島さんや米満鮮魚さんらの事を書いてみます。

この1年間で300件の記事をかいたのですが、まだ1度もブログにて自社の醤油の記事を書いていないのが、みんなから不思議がられています(笑)
Posted by よしずえ at 2009年09月08日 01:39
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